日本470協会の公式ウェブサイトです。


If you want to contact us, mail toLinkIcon470jp-web@googlegroups.com

2010.06.26-27 at Enoshima

トップセーラーが参戦

6月26日(土)~27日(日)、江ノ島ヨットハーバーで86艇の大エントリーの中、予選レース、マスターズ選手権、関東実業団ヨット選手権が併催しておこなわれました。スタートシーン関東470協会フリートレースにつづきヨーロッパ遠征から一時帰国している原田/吉田組・近藤/田畑組(アビームコンサルティング)、ワールドに出場する石川/柳川組(関東自動車工業)国内トップレベルの選手の参加もあり白熱したレースになりました。
 初日、曇り空で時折小雨が降る中、風向210度、朝から6~7m/sの安定した風が吹き、時間が経つにつれてうねりが大きくなるコンディション。予定していた4レースがスムーズにおこなわれました。
 風軸安定、海面全体にきれいに風が入り強風一歩手前、うねりのある海面はハンドリング勝負でスピードがある社会人チームがトップ原田/吉田(アビームコンサルティング)グループを作り、慶応大学の3艇がつづく展開です。マスターズ2連覇している信時選手(関東470協会)はクルーに木村選手(日本大学)を投入し、今年2回目のセーリングにかかわらずオールシングルでまとめています。
 初日終了時点で 石川/柳川組、原田/吉田組6点、近藤/田畑組7点、前田/野呂組(SPN)、長橋/田淵組(アルファ・ウェーブ)9点と85艇のエントリーがあるのに僅差でした。中部水域から遠征してきた高橋/杉浦組(豊田自動織機/トヨタ自動車)、西村/伊藤組(岐阜県ヨット連盟/トヨタ自動車)は健闘していましたが、セールが当たるビンゴ大会なかなか上位陣の中に割って入ることが出来ず点数の差以上に上位陣との壁があるように感じました。
 レース終了後のパーティーでは美味しい料理と本日のレースを肴に、昨年の全日本実業団のレセプションの模様(すばらしい芸の数々、ヨットレースより力が入っているようです)を映像で紹介し、豪華景品が当たるビンゴ大会、目玉の景品ノースセイル製ジブはNマークビンゴ、3列そろって当たりで大いに盛り上がりました。

強風が吹き荒れた2日目

マスターズ優勝は理事長が舵をとった信時/木村 2日目、朝から昨日同様、南西の風がコンスタントに吹いており、うねりも大きくなっています。江ノ島ヨットハーバーは赤旗を掲揚し、出艇禁止状態です。予選レースという事もあり、大会サイドとしてもやや不安があった為、実業団選手権のみ開催となりました。実業団選手権を 1レースおこなっている間に、風が少し落ち着いてきたので、全艇出艇とし予選レースもおこなわれました。コンスタントに6~7m/s、最大瞬間風速10m/sのコンディションの中での3レースは最年長チーム村瀬/古山(合計年齢104歳)マスターズ選手にとっては苦しい戦い(体力勝負)になった様です。初日都合がつかずDNCだった最年長チーム村瀬/古山組(合計年齢104歳)が、5R,6R,7Rの各レースをリタイアしながらも、すべてのレースに参加されていたのが印象的でした。
このコンディションなら、やはり社会人チームが終始安定した走りをして大きな番狂わせがありません。関東470選手権予選レース、関東実業団は原田/吉田組が3レースとも1位で優勝、1点差で石川/柳川組が2位、近藤/田畑組が3位となりました。
 マスターズ優勝は信時/木村組。ダウンウィンドでの木村選手の頑張り(素晴らしいパンピング)もあり、信時選手は3連覇達成しました。スコアーもNT選手も参加の中、オールシングルにまとめ、予選総合12位と大健闘でした。2位は太田/伊藤組(ボイヤンシー/日興コーディアル証券)、3位に重松/赤川組(関東470協会)という結果となりました。

reported by 関東470協会 伊藤