日本470協会の公式ウェブサイトです。


If you want to contact us, mail toLinkIcon470jp-web@googlegroups.com

2012.06.9-10 at Nishinomiya




 梅雨入り直後であるものの前日の雨もやみましたが、不安定な天候のなかでのレースとなりました。
 初戦は19艇とエントリー数も少ないものの、徳島から参加の奈良・西村組(徳島県セーリング連盟)に加え、岐阜県から西村・大嶋組(岐阜県ヨット連盟)と遠征組が参加、地元関西は、昨年の全日本インカレ優勝校関西学院大学チームが参加しての大会となりました。
 初日は定刻どおり10時30分に北からの風でスタートし、好スタートを切った奈良組がマーク1をトップで回航、河野・細田組(近畿大)、上村・三箇組(近畿大)が回航、西村・大嶋組は9位と出遅れたが、その後、学生チームを追い上げ、2回目の上マーク回航時には5位に浮上しました。
 トップの奈良・西村組は、順調に下位チームとの差を広げた。2回目の1マーク回航後、風が落ち始め、2回目のマーク3でコースを短縮したが、トップ艇がフィニッシュして以降、風がどんどん弱くなり、フィニッシュできたのは5艇のみとなりました。
 この時点で、トップ争いは、1位の奈良組、2位の河野組、3位西尾・溝上組(関学大)、4位西村組、5位香川・橋本組(大阪府大)の5艇に絞られました。
 続く第2レースは、南西に風が変わり、250度の風で12時45分にスタート、下一番で好スタートを切った西村組が1マークから独走、トップフィニッシュ、トップ艇フィニッシュ後、風が落ちて、2レース連続でタイムリミットの出るレースとなり、この時点で、2レースをフィニッシュしたのは3艇のみとなりました。
 第3レースは、上位の奈良組、西村組、西尾組が1マークから絡み合いながらマーク回航、その後も3艇がけん制しあいながら、最終マークへ最終マークの手前で西村組が奈良組をかわしてトップに浮上、最終マークからフィニッシュまでのレグでは、奈良組が西尾組をマークしながら、1位、西村組、2位奈良組、3位西尾組と続けてフィニッシュしました。
 第4レースは西尾組がトップフィニッシュ、2位に西村組、奈良組は4位と3艇の絡み合いは続きます。
 続き第5レースでは、奈良組が1位、西村組が2位でフィニッシュ、西尾組は3位でフィニッシュラインを横切るもOCS、5レースで1カットのため、初日は1位西村組6点、2位奈良組7点、3位西尾組9点とトップ3の戦いは翌日に持ち越されました。
 大会2日目は、北の風が予想されたものの、スタート予定時間の10時には、南西の風が入ったものの、その後、風が無くなったため、海上待機となりました。
 10時30分を過ぎてから北からの風が入り始め、0度でコース設定したものの、スタート直前に風が左に30度シフトし、スタートラインの下からタックして西村組がスタートするもわずかにリコールとなり、カットレースとなりました。
 第6レース終了時点で西村組10点、奈良組11艇、西尾組11点と1点差に3艇が並ぶ状態となりました。
 続く第7レースも3艇が1、2、3フィニッシュ、トップが西村組、西尾組が2位で2位浮上、3位奈良組となり、最終レースを迎えました。
 西宮の北風独特のシフティーな風のなか、奈良組が2回目のクローズホールドで西村組をかわしてトップフィニッシュ、西村組が2位、西尾組は5位でフィニッシュしました。
 今大会は、上位3艇による白熱した戦いが行われたが、学生にとってもトップセーラーとともにレースを行い、その展開を学ぶことができた貴重な体験になったと思われます。
 今後、更に練習を積んで、全日本インカレ、全日本470での活躍を期待したいと思います。
 今回、ポイントレースに参加できなかった大学の選手も是非、高いレベルの選手とセーリーグする機会を持っていただきたいと思います。



最終成績
1位 西村・大嶋組(岐阜県ヨット連盟)   13点
2位 奈良・西村組(徳島県セーリング連盟) 15点
3位 西尾・溝上組(関西学院大学)     18点
4位 神木・俣江組(関西学院大学)     29点
5位 松浦・井上組(関西学院大学)     47点
6位 庄野・伊川組(関西学院大学)     57点

LinkIcon成績表